7月1日、ルーサー・ヴァンドロスさんが亡くなりました。
彼はアメリカのR&Bシンガーで、僕のバイオにも書いていますが、
大、大、大尊敬するシンガーです。
彼は、コーラスなどの仕事からキャリアをスタートさせ、
シンガーとしてだけではなく、作曲家、プロデューサーとしても活躍してました。
(もう過去形で書かないといけないんですね・・・)
音楽業界でも彼のファンは多く、
僕の尊敬するプロデューサーの松尾潔さんの事務所は
ルーサーの大ヒット曲から「Never Too Much」という名前にされているんですよ。
ルーサーに関しては書きたいことが山ほどあり、
何から書いたらいいのかわかりませんし、
僕のつたない言葉では彼の偉大さを書き表すことは不可能ですが
僕は彼のボーカルスタイルがすごく好きで、いろいろな面で影響を受けました。
R&B男性シンガーというと、
ゴツゴツしたシャウトみたいなものを想像する方も少なくないと思うのですが
彼の歌はとても洗練されていて、
歌うライン1つとっても、そこに物語を感じるんです。
声の良さだけではなく、テクニックやアレンジ、すべてが素晴らしい。
甘くしなやかで、それでいで力強い、そんな歌声なんです。
これから彼の歌声を聞くことができないのは辛く悲しいですが
彼の曲、歌声に出会えたことは、僕にとって本当に幸せなことです。
彼自身の人生は、孤独感にさいなまれ過食による糖尿病や
激やせ激太りなどで、決して幸せだったとは言い切れないと思います。
ただ、これだけの音楽の遺産を残し、
全世界から愛されたルーサーは本物の「レジェンド」です。
ご冥福をお祈りいたします。
今日のBGM「Luther Vandross / A House Is Not A Home」
(抑制のきいた情感、演劇的なボーカル。
頭の「ドゥドゥドゥ」から最後のアドリブまで、全部が完璧です。
いま聞くと「I'm not meant to live alone・・・」の歌詞が切ないです・・・。)
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