「白の闇」・・・数年前に友人に勧められて読んだ本なんですが、
秋にBlindnessというタイトルで映画が公開されるそうで、今から楽しみです。
視界が真っ白になってしまう病気。
原因不明のまま感染が広がり病人の隔離が始まるが
1人だけ病に冒されず目の見える女性が・・・。
という感じなんですが、恐ろしいほどの現実味を帯びた話なんです。
こんな状況の中、人間はどう考えどう生きていくか、
いい意味でも悪い意味でもリアルな人間性が感じられます。
読みながら何度となく身震いをしました・・・。
かなりえぐい人間ドラマなので、怖いのが駄目な人にはキツいと思いますが
大丈夫な人にはぜひ読んで頂きたい。
作者のジョゼ・サラマーゴがノーベル文学賞を受賞したのもわかります。
(偉そうなコメントやな↑)
それがですねー、この本、最近まで絶版だったので
僕は古本を倍くらいの値段で買ったんです。
そしたらだんだん価値が上がっていって、
なんと、一月前には中古市場で19000円まで上がっていたんです!!!
でも最近、新装版が出てしまったので価値はガッツリ落ちてしまったんですが・・・。
あー、持ってたのを売っとけば良かった(笑)
大きなスクリーンで見たら、
(個人的には)ものすごく凹みそうな映画かも。。。
小説は、
意外と読後に爽快感がある-と何かに書いてあったので、
日本語版を読んでみようかと思います。
投稿情報: m’s | 2008年7 月 1日 (火) 21:32