Masa's Hideout ─和田昌哉オフィシャルブログ─（別サイトに移動しました）

Rachelle Ferrell Live!!!

ラシェル・フェレルのライブを見にBillboard Liveに行ってきました！！！

彼女の２枚目のアルバム「Rachelle Ferrell」を聞いて衝撃を受け、そこからファン人生が始まったんですが、どのアルバムもすばらしくて、僕の中では「ラシェル・フェレル＝世界で一番歌がうまい歌手」なんです。で、ライブにずーっと行きたいと思っていたわけなんですが・・・

ついに見ました。

信じられないほどの凄さ・・・
言葉では表せません・・・

超低音から超高音まで芸術。すべて素晴らしかった・・・

あー、ホンマにこんなに陳腐な表現では表せないんです・・・

Go get a copy!!!

ついに「Hand In Hand」発売です。

（写真は、曲が完成した時スタジオにて。
左から、僕、アシスタント鎌田さん、川口大輔くん、
エンジニア川本ゴン太さん、福山タイシくん）

いやぁ、ここまで長かったなー。
というのも多分、曲ができたのが２００５年４月、
それから完成まで、何度も書き直し・録り直しがあったからでしょうね(^_^;)

でも、完成した曲がこうやってお店に並ぶことを考えると
がんばらずにはいられない・・・（笑）

そうそう、カップリングの「Because Of You」は
東北・北陸ではCMで流れているので聞いたことある方いるかと思います。
フル・バージョンで聞いた感想などもメッセージ頂けると嬉しいです。

近々、曲解説などアップ予定なので、またサイト見に来てくださいね(^_-)

I need to try harder

熱いのか寒いのかわからん今日この頃、
周りの人達、次から次へと体調崩してるみたいです。
僕もさっき悪寒のようなモノが背筋を走り、ちょっとヤバいかもです。

そんな中、昨日はTAKE6のライブを見に行ってきました！

・・・凄いの一言。

スローからアップテンポまで、
なんちゃってコントを織り込みながら
まったく飽きさせないエンターテインメント・ショーでした(^^)

それにしても声が凄い。
素晴らしい音程、力強くも優しいエモーショナルな歌声。

僕も歌手の端くれ、
この人たちはどうやって完璧な音程を保ち続けられるのか
もしかしてうまく歌うための秘密の機材があるのか、など
必死で探しましたよ。

で、結局、僕が自分のために導き出した答えは・・・

「努力」

嗚呼、なんと地味な響き（笑）
でも一番力になるんだと思います。

精進ですね・・・。

今日のＢＧＭ 「Take 6 / I-L-O-V-E-U」
（僕が初めて聞いたテイク６の曲。
声だけでこんなにカッコいいグルーヴ。今も衝撃の１曲です。）

A House Is Not A Home

すでにもう、ちょっと前の話になりますが
セカンドシングル「Find A Way」に収録の
「A House Is Not A Home」の
レコーディングの話を書こうと思います。
この曲は元々ディオンヌ・ワーウィックが歌っていたんですが
僕は「ルーサー・ヴァンドロスのバージョンのリメイク」
という形を目指しました。

プロデュースは松尾潔さん。
「ルーサーのカバーをするなら松尾さんにお願いしたい」と
身勝手にも前々から考えていたので（笑）本当に実現して嬉しいです。

ファースト、セカンドシングルと、「自分の曲を自分で編曲し歌う」というのが
僕のスタイルになりつつありますが
曲はカバーなので書く必要なし、編曲もURUさんにして頂き、
僕は歌うだけのスタンスで挑みました。

カバーをする際にいつも考えるのは
「どこまで原曲のイメージを残すのか、どこまで自分らしさを出すのか」ということ。
特に今回は無くなったばかりのルーサーの曲、
思い入れも深く、どんな方向性で歌ったらいいのか悩みました。

ただ、レコーディングでは、
ルーサーに深い思い入れのある松尾さんに
「ボーカル・ディレクター」という形で歌に関わって頂いたので
それほど悩まずに歌いきることができました。

イントロでの、ルーサーのアドリブ・ラインをアカペラで歌うことから
（↑松尾さんのアイデアです）
自作のコーラスを入れたアウトロまで、
トリビュートの部分と、自分らしさの両方が
バランス良くレコーディングできたのではないかと思っています。

皆さんはどんな風に聞いてくださっているのでしょうか・・・。

（写真：レコーディング・スタジオにて松尾さんと記念撮影。）

今日のBGM　「Luther Vandross / Never Too Much」
（ルーサーのデビュー曲！ちなみにB面がA House Is...でした。
題名のNever Too Muchは松尾潔さんの事務所の名前でもあります。
http://www.nevertoomuch.jp

Somewhere up in heaven

８月２５日はアメリカのR&Bシンガー「アリーヤ」の命日です。
彼女は２００１年に飛行機事故で若くして亡くなり
僕ら世代のR&Bファンは大ショックを受け、
今でもどこか信じられずにいる人も多いのではないでしょうか。

音楽の仕事に就く前、大阪での彼女のライブに行ったことがあるんですが
ライブ前にファーストフード店で、なんと彼女に遭遇！
写真を一緒に撮ってもらおうと近づいていったら、
スタッフに遮られ、やっぱり無理かと思ったら・・・
アリーヤが「私のライブに来るの？いいわよ、一緒に撮ろう」と
スタッフを押しのけて一緒に写真に写ってくれたんです(T T)

そのときの彼女は、ジャケットなどのハードなイメージではなく
はにかんだ笑顔がとても印象的なかわいい女の子でした。


今日のBGM「Aaliyah / Turn The Page」
（Music of the Heartのサントラに収録。アリーヤが亡くなった後により切なく聞こえます。）

PS、FM横浜の僕の番組（２６日）で彼女の曲をかけます。
聞ける方はぜひチェックしてください。

Luther Vandross

７月１日、ルーサー・ヴァンドロスさんが亡くなりました。

彼はアメリカのR&Bシンガーで、僕のバイオにも書いていますが、
大、大、大尊敬するシンガーです。
彼は、コーラスなどの仕事からキャリアをスタートさせ、
シンガーとしてだけではなく、作曲家、プロデューサーとしても活躍してました。
（もう過去形で書かないといけないんですね・・・）

音楽業界でも彼のファンは多く、
僕の尊敬するプロデューサーの松尾潔さんの事務所は
ルーサーの大ヒット曲から「Never Too Much」という名前にされているんですよ。

ルーサーに関しては書きたいことが山ほどあり、
何から書いたらいいのかわかりませんし、
僕のつたない言葉では彼の偉大さを書き表すことは不可能ですが
僕は彼のボーカルスタイルがすごく好きで、いろいろな面で影響を受けました。

Ｒ＆Ｂ男性シンガーというと、
ゴツゴツしたシャウトみたいなものを想像する方も少なくないと思うのですが
彼の歌はとても洗練されていて、
歌うライン１つとっても、そこに物語を感じるんです。
声の良さだけではなく、テクニックやアレンジ、すべてが素晴らしい。
甘くしなやかで、それでいで力強い、そんな歌声なんです。

これから彼の歌声を聞くことができないのは辛く悲しいですが
彼の曲、歌声に出会えたことは、僕にとって本当に幸せなことです。

彼自身の人生は、孤独感にさいなまれ過食による糖尿病や
激やせ激太りなどで、決して幸せだったとは言い切れないと思います。
ただ、これだけの音楽の遺産を残し、
全世界から愛されたルーサーは本物の「レジェンド」です。

ご冥福をお祈りいたします。

今日のＢＧＭ「Luther Vandross / A House Is Not A Home」
（抑制のきいた情感、演劇的なボーカル。
頭の「ドゥドゥドゥ」から最後のアドリブまで、全部が完璧です。
いま聞くと「I'm not meant to live alone・・・」の歌詞が切ないです・・・。）

Recording sessions

「レコーディング」と聞いて、
「ガラスの向こうのマイクの前でヘッドホンをつけて歌を歌う」
というのをまず想像されると思います。そう、ソレです、ソレ。

スタートは午後一時。（遅い？！）
僕はいつもコーラスから録音します。
一回ずつ音を積み重ねて少しずつハーモニーをつくっていきます。
例えば、TURN THE PAGEのいちばんはじめに微かに聞こえる
「はぁぁ」っていう音は、なんと「はぁぁ」が１２回重なってるんですよ。
地道に「はぁぁ」を１２回重ねております。m(__)m

コーラスを入れるのが好きなので、ついついたくさん入れてしまうんですが
結果として、重ねている回数は気が遠くなるほどのことも。
根気は要りますが、それでも、完成したハーモニーを聞く瞬間の
ドキドキ＆嬉しさはほかでは味わえないものなんですよ。

そしてやっと本編の歌のレコーディング。
いろいろな歌い方を試して、一番しっくりくるものが歌えるまでやります。
で、気付くと深夜１２時を過ぎていて、時には朝の５時、６時までやってます。
（だからスタートは昼一時でも許してなー！）

完成した曲は、ホンマに文字通り、僕の汗と涙の結晶です。
だから皆さんが聞いてくださって、感想を言ってくださったりするのは
ものすごく嬉しいことなんですよ～。
メールくださった皆さん、ありがとうございます！！！

今日のＢＧＭ　「Bobby Valentino / Slow Down」
（ちょっと前にＭＩＳＴＡというボーイグループがいたんですが、Bobbyくんはそこからソロとしてデビュー。そのころはValentinoなんてオシャレな名前じゃなかったと思うんだが。Tim&Bobプロデュースの快作です！）

How I write songs

現在、作曲＋レコーディング期間ということで
毎日、楽曲制作にいそしんでおりますが
「どんな風につくってるんですか？」という質問がありましたので
日記に書いてみようと思います。

曲を作る上で、だいたいまずメロディが先にできます。
基本的にボーっとしているとき、
たとえば、歩いていたり、自転車に乗っていたり、シャワーをあびていたり・・・
そんな時に頭に浮かんだメロディが曲になることが多いですね。
不思議なもので、そのときの自分の感情を表しているようなメロディになるんです。
それを、いつも持ち歩いているICレコーダに録音したり、
ノートに書き留めたりして忘れないようにしてます。

（こうやってICレコーダで録音したものをコンピュータに保存しているのですが
先日のコンピュータのクラッシュで１５０個のメロディが跡形もなく消え去りました・・・涙）

で、そんな風にできたメロディを基にアレンジをしていきます。
キーボードを使ってコンピュータに打ち込んでいくんですが
僕は必要最低限のスキルしか持ちあわせていないので
ここは僕にとって踏ん張りどころでございます・・・。
自分でつくっておきながら早すぎて弾けないときは（←悲しいかな多々ある）
「テンポを落としゆっくり弾いてから、初めのテンポに戻す」
・・・という荒技も使います(^_^;
（「練習すれば？」という提案は聞こえないふりをさせていただきます。）

で、完成したトラックに歌を録音するために、メロディに乗る歌詞を考えます。
これがまた大変な作業でして・・・。
メロディができたときに、だいたいどんなテーマの曲かは決まっているんですが
それを言葉にするのは本当に大変な作業です。
ノートに言葉を書き出しては、指を折りながらメロディに文字を当てるという
なにげに地道な作業に突入です。

（ここで、日々の生活でどれだけ豊かな語彙を使っていないかを思い知らされ
「もっと本を読もう！」と心に誓うのですが
曲ができると、その誓いもほぼ忘れてしまっています。）

そして詞、曲、トラックが完成して、ついにレコーディング！となるわけです。
いやぁ長い道のりです。でも、ここからも長い！

次の日記では、レコーディングについて書いてみたいと思います。では！

PS、メッセージくださったみなさん、ありがとうございます。
すべてが僕の元気の源で、インスピレーションです！

______________________________

今日のBGM　「Yolanda Adams / Open My Heart」
疲れたときから自分を見失いそうになったときまで、この曲にいつも励まされてきました。

It’s My Studio!!!

突然ですが、スタジオつくりました～！

ご存じかもしれませんが、僕はシンガーであり、ソングライターであり
そして、トラックメイカーとしても、音楽に関わってるミュージシャンです(^^ゞ
で、アイデアを思いついたときに、それをすぐ音にできる環境が欲しかったわけで
す。

今までも家で作業できる環境ではあったんですが、
家で録音したものはクオリティが落ちるので
最終的にはスタジオに行ってレコーディング、という形でした。

でも、さっきも書いたように、思いついたアイデアをすぐ実行できる環境があって、
そこに加えて、そこで録音したものが製品クオリティなら最高じゃないですか！

で、つくりました。スタジオを！

スタジオといっても、部屋の一室を音楽用に使ってるというだけの質素なものですが
いやいや、僕にとっては十分「スタジオ」ですよ、マイ・スタジオ(^_^)V
かっこいい名前つけて、いっちょまえに本格派スタジオを気取る予定です（笑）

昨日から本格始動したんですが、いやぁええですなぁ。
花粉症の僕としては、外に出ないで歌える環境・・・プライスレスですわ。
ここからステキな音楽が生まれること、必至ですな。ふふっ。

PS、もちろん、これで外のスタジオで作業することがなくなるわけではないです。
スタジオの皆さん、これからもヨロシクですm(__)m

------------------------------
今日のBGM
Brandy / Baby
（キャッチーだけどファンクなこの曲。プロデューサーのキース・クラウチ最高。
　ブランディのボーカルは、ほんまマジカル。）